
2泊3日と短期のサイクリングで、総走行距離も約300km程度、かつ2/3はほぼ街中を走る今回のサイクリング計画ですが、舐めてかかると万一のことが起こった時に痛い目に遭いかねません。比較的よく起こるパンクにしても、応急処置ができなかったり失敗した時に駆け込めるサイクルショップが近くにあることがわかっていれば、そしてそこまでに移動手段も予め決めてあれば、重い自転車を押して歩くことになったとしても気持ちにゆとりをもって臨むことができるはずです。
とは言っても短期間の街中サイクリング。あまり細かなエスケーププランまでは不要だと思いましたので、今回は修理が必要になるようなトラブル発生時と、悪天候時の対応だけを考えておくことにしました。これらを調べたり決めておくだけでも心にゆとりと安心が生まれますよ。これからロードバイクで出かけてみようと考えておられる方の参考になれば幸いです。
なお、エスケープ中の移動手段は徒歩、バス、タクシー、タイムズカーシェア、電車などを想定しました。
基本の考え方(トラブル発生時)
まずはトラブル発生時。
初日、自宅へ戻るか土浦へ向かうかの区切りを、行程の約1/3にあたる東京駅に設定しました。横浜〜東京間であれば、国道1号線沿いであっても国道15号線沿いであっても、東京駅以降に比べて電車駅へのアクセスが比較的容易で、かつ、カーシェアのステーションも付近に豊富にありますから、カーシェアの車を使って緊急帰宅する場合も自宅までの時間/料金が短く、安価で済むという理由からです。この場合、自宅へ戻る場合はまず近くの電車駅から輪行することを想定し、自転車のトラブル状態が深刻で輪行できない場合にはカーシェアを利用することにします。
初日においてトラブル発生場所が東京駅を越えていて土浦へ向かう判断を下した場合、あるいは2日目以降のサイクリング中の場合は、自分での応急処置と途中のサイクルショップでの修理で対応することにします。もしサイクルショップですぐに修理できない場合にはその時点でサイクリング計画を中止し、電車で輪行、またはカーシェアを利用してホテルまたは自宅へ戻ります。
問題は霞ヶ浦一周中のトラブルで、カーシェアのステーションが全くありません。
周辺の電車駅も土浦、佐原、高浜、くらいしかないので、駅間で走行不可能になった場合は覚悟を決めて徒歩で自転車を押して最寄りJR駅まで移動することにします。自転車が押して進めない場合には近くの民家等に事情を説明して自転車を預かって頂き、タクシーで一旦土浦へ戻った後、カーシェアの車を入手後改めて自転車の回収に向かうことにします。
ただトラブルのほとんどはパンクでしょうし、霞ヶ浦一周約130kmの行程中に何度も発生する確率はそう高くないと考えられるので、パンク修理に必要なキットはパンク2回に耐えられる程度で十分と判断して装備計画を立てることにします。
基本の考え方(悪天候時)
次に悪天候に見舞われた場合。
横浜〜土浦は電車で早ければ2時間程度なので、3日間の内1日悪天候になることが予想される場合には、横浜〜土浦の片道を電車での輪行に切り替えて対応することにしました。もし3日間の内2日以上悪天候になることが事前に予想される場合には、サイクリング計画を中止します。土浦で予約したホテルが安価さと引き換えにキャンセル不可なのがネックですが、天候悪ければ仕方ありませんものね。
上記を踏まえて想定される展開は以下の4パターンだと想定しました。
- 初日が悪天候の場合:初日は電車で土浦まで輪行。2日目に霞ヶ浦一周。3日目に土浦→横浜走行。
- 2日目が悪天候の場合:初日は横浜→土浦走行。2日目はホテル沈。3日目に霞ヶ浦一周し、土浦で風呂に入った後、電車で横浜まで輪行。
- 3日目が悪天候の場合:初日は横浜→土浦走行。2日目に霞ヶ浦一周。3日目は電車で横浜まで輪行。
- 初日土浦まで走行または輪行で移動した後、急に2日目、3日目の天気予報が悪天候に変わった場合:サイクリング計画を中止し、2日目に横浜まで輪行で戻る。
こうして判断基準と変更計画を決めておけば、その時になって慌てずにすみます。
国道6号線沿いのタイムズカーシェア
トラブル発生時に使える可能性のあるカーシェアのステーションがどこにどの程度あるのか?を事前に調べてみました。
まず、横浜〜東京間はまったく問題ありません。国道1号線沿い、15号線沿い、共に星の数ほどステーションがあります。
東京駅を越えた後も江戸川を越えるまでは国道6号線沿いにある程度のステーションが存在しているので不安はありません。

ところが江戸川を越えて千葉県松戸市に入るとJR常盤線の主要駅周辺に固まって設置されるようになり、主要駅間の国道6号線沿いにはステーションが見つからなくなります。

主要駅間で走行不可になるようなトラブルが発生した時は、最寄りの主要駅まで徒歩で移動することを覚悟しなければならなそうです。自転車旅の場合には、主要駅間で使えるステーションがあって欲しいのですけど、カーシェアの利用として稀なケースでしょうからしょうがありませんね。場合によっては近くのコンビニ等に事情を説明して自転車を置かせて頂き、カーシェアのステーションまで徒歩、バス、タクシー等で移動し、車を先に確保することを考えることにします。
国道6号線沿いのサイクルショップ
修理が必要なトラブル発生時のために、東京駅以降の国道6号線沿いに使えそうなサイクルショップを検索してみたところ、松戸、柏、取手と牛久の間、土浦、とおよそ20km間隔で見つかりました。街中を走り続けるサイクリングの良いところですね。上出来だと思います。
【松戸】ダイワサイクル 松戸店
営業時間:10:00〜20:00
定休日:12/31、1/1
住所:〒271-0073 千葉県松戸市小根本200-1
電話:047-711-6988
【柏】サイクルベースあさひ柏店
営業時間:11:00〜20:00(平日)、10:00〜20:00(土日祝)
店休日:8/20、11/20、12/31~1/2、2/20
住所:〒277-0852 千葉県柏市旭町5-6-19
電話:04-7199-5255
【取手〜牛久】萩原輪店
営業時間:9:00〜19:00
定休日:?
住所:〒300-1512 茨城県取手市藤代504
電話:0297-82-2048
【土浦】サイクルベースあさひ土浦店
営業時間:11:00〜20:00(平日)、10:00〜20:00(土日祝)
店休日:8/20、11/20、12/31~1/2、2/20
住所:〒300-0821 茨城県土浦市蓮河原新町1-2
電話:029-835-9365
以上が今回の旅のエスケーププランです。2泊3日と短期間のサイクリングなので、この程度で十分でしょう。想定外の事態が発生した時は臨機応変に対応することにします。
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