横浜発、2泊3日で霞ヶ浦りんりんロード一周サイクリングに行ってきた。二日目(霞ヶ浦一周)

コースの概要(2日目、土浦→右岸→左岸→中岸→土浦)

さてメインの1日。今日は反時計回りで霞ヶ浦一周です。なぜか解明されていないけど、人は反時計回りに回る方が心地よく感じるのだと何かの記事で読んでからというもの、何かにつけて一周するときは反時計回りを選ぶようになりました。何でだか解明されていないってのが不思議ですけど、少しでも心地よく感じられるのであればその方がいいですもんね。

今日の天気予報はこんな感じ。朝11℃で日中は24℃まで上がる。ほぼ夏日ですね。

朝7時前にホテルを出る時は流石に少し肌寒く感じたのでジレを着てアームウオーマーを付けようかと思わなくもなかったのですけど、すでに太陽が高く上がっていて、陽光を浴びているぶんにはもの凄い肌寒さを感じることもなかったので、サイクルシャツ一枚で出発しちゃいました。

今日の走行コースはこんな感じ。まんま、霞ヶ浦一周です。右岸(土浦から見て西側)、左岸(同じく東側)、中岸(高浜と土浦の間)の順にぐるっと回ってきました。

コースタイムはこんな感じ。(表は左右にスクロールできます。)

時間場所距離
S0650右岸開始。
R0806鹿島海軍航空隊跡あたり26.75km
S0815
 P0855和田岬
R0913霞ヶ浦と常陸利根川の河川名境界。右岸0km(終了)地点。左岸開始。51.01km
S0923
 P0943風の塔
R1029道の駅たまつくり73.04km
S1055
R1145恋瀬川サイクリングコース高浜出入口。左岸終了。中岸開始。90.64km
S1155
R1240水難者供養塔あたり(道の駅の真向かい)105.96km
S1245
R1340りんりんポート土浦。中岸終了。126.44km
※S:出発、R:到着、P:通過。距離はCyclemeterの読み値。

前半の右岸を南下する間は、体力も回復しており朝ごはんも摂ってカロリー十分な上、背に北風を受けるように追い風だったのでとても快調に走れました。バイクタイム2時間13分で51kmですからまずまずでしょう。日頃、週に一回二回程度ジムで筋トレと有酸素運動するくらいの50代にしては上出来です。

ところが霞ヶ浦の南端をまわり左岸を北上する時になると、さっきまでの追い風が一転、逆風に変わります。コースタイムを見ても如実にペースの落ちているのがわかります。南端から道の駅たまつくりまでは1時間3分で22km。さらにそこから左岸の北端までは50分で15kmしか進めていません。疲れてきていたというのもありますが、逆風の効果は大きかったですね。足がめちゃくちゃ重かった。

そして中岸。風は逆風ではなくなりましたが疲れが出てきてペースが伸びていません。ゴールまで2ピッチでしたが、最初のピッチが45分で15km、最後のピッチはラストスパート踏ん張って55分で21km。追い風の効果、筋肉中の乳酸の効果、ともに大きいものですね

それにしても高低差の少ないコースでした。ほぼ平坦だとは聞いていましたが、ここまでフラットだとは。見てください、今日の登り10m、降り20mです。5時間走ってこれはもうほぼ平坦ではなくてただの「平坦」ですね。

途中の休憩はお昼ご飯の時間を入れても60分程度だったんですが、走っている途中で立ち止まって写真を撮る回数が多かったせいか、停止時間が1時間44分も計上されていますね。出発から帰還まで7時間弱でしたが、写真をそう多く撮らない方であればもう少し早く一周終えられるかもしれません。

途中の振り返り

では2日目、霞ヶ浦一周を写真で振り返ってみましょう。とは言ってもコースはほとんどが堤防の上に作られたサイクリングコースで周囲にはほとんど何もなし。一本外側の車道沿いにはコンビニや観光名所っぽくアピールしてくる施設などもないこともありませんでしたが、なんせその車道までのアクセスがほとんどありません。あっても未舗装の農道だったりするのでロードバイクのスリックなタイヤではとても走る気になりません。実質アクセス不可といえます。

そんなわけで、とにかく何もありません。何もないのでここで振り返るものもそんなにないのですが、何もないからこそ気になるトイレ事情、そして食事や水分補給事情などを中心にまとめていこうと思います。

まずはつくば霞ヶ浦りんりんロードへ出ましょう。土浦の町を走っていると特徴的な標識があちこちに立っていますので、これを見つけてその矢印に導かれていくのが早道。

それからりんりんロードはずーーーーっと自転車走行用の矢印が道路に描かれ続けるので、これを見つけてそれに沿って走り始めるのもいいと思います。

りんりんロードの風景は場所によって異なるとはいえ、ほとんど変わり映えがありません。反時計回りに回るのであれば、左手には広大な霞ヶ浦。右手には蓮根ばたけ、田んぼ、塩田、など。

左手。霞ヶ浦の向こうに特徴的な形をした筑波山と、土浦の街が見えていますね。

そして右手は蓮畑。場所によっては蓮根の収穫をしている農家さんもみられました。

大袈裟だと思うかもしれませんけど、ほんと、一周5時間、ずーーーーっとこれが続きます。正直飽きます。途中からエクササイズかこれは、と錯覚しかけました。(^^;;

ただまぁ、これだけ雄大に霞ヶ浦とその周辺で生きる方々の開拓した農水産業を目の当たりにすると、日本は豊かな国なのだなぁと実感するところもあります。他に何もみるものがないコースならではの気づきだったかもしれませんね。

右岸、左岸、中岸のそれぞれ開始地点や終了地点にもそれらしいモニュメントなど用意されていないので、達成感のある写真撮影という楽しみもありません。一周する、ということ自体に喜びと楽しみを求め感じられる純粋なサイクリスト向きのコースです。

一応、霞ヶ浦の南端、右岸の南端あたりには霞ヶ浦と常陸利根川を分ける河川名境界の標識が立っていますのでまぁこれを一つのマイルストーンとして走るって手はあります。今回走っている中でマイルストーン的なものはこれが唯一だったかも。

あ、あと、これは道中のマイルストーンではありませんけど、中岸の途中、左手遠くに牛久大仏が見えました。三日目の帰り道に立ち寄ってみようかと思っていましたが、ここから見えてしまったからこれでいいか。(笑)空気が澄んでいたので肉眼でも大仏の姿がくっきり見えましたよ。

以上、りんりんロードの道でした。幻滅せず、一周すること自体に喜びを見出す自転車変態になりきって走りを楽しんできましょう。

りんりんロードの食事事情

次に食事事情です。結論から言うと、道すがら立ち寄れる食事が摂れるところは左岸の途中にある道の駅たまつくりと、中岸にあるかすみキッチンくらいです。あとは右岸の途中にコンビニが一軒あります。

道の駅たまつくり

簡素ですがフードコートがありますし、あとは地元の方が作ってくれたお弁当やおにぎりが買えます。サイクリング中の食事は摂りすぎるとその後がしんどいですから、このくらい軽いもので十分ですよね。

地元の方が作ったたけのこご飯、おにぎり、おはぎなどが売られていました。珍しいところでは鯉の唐揚げ甘酢(下の写真の右端のパック)なんてものも。食べてみたかったんですが、まだ残り60〜70kmあるので油物はさすがに摂れませんでした。自転車以外で立ち寄った時の楽しみにとっておきます。

セブンイレブン 稲敷古渡店

りんりんロード沿いで直にアクセスできるコンビニは右岸の途中にあるセブンイレブン 稲敷古渡店だけでした。一本外側の道に出るともう少しありそうなんですが、先にも書いたようにアクセスがそう簡単ではありませんのでほぼ使えないと考えた方がいいです。

かすみキッチン

かすいちチャリダー憩いの場みたいな食事処でした。地産地消をモットーに茨城県産の食材を使った食事やデザートを楽しめるレストランです。ツーリングの途中にがっつり食べちゃうとその後がしんどくなるので考えものですが、土浦発の反時計回りコースであればかすみキッチンから土浦まで残り30km程度なので、時間に余裕があるのであればここの食事をしてゆっくり休憩していくという手もあります。

りんりんコースから直接アクセスできて手軽に使えそうな食事処と行動食の補給場所は以上の3箇所くらいでした。ですので、水分としてのお茶や水のペットボトル、塩分補給のできる梅干しやタブレット、カロリー補給用のカロメやインゼリー的なものをそれなりに持って走り始めるのがおすすめです。

今回走っていてすれ違ったチャリダーの多くは地元の方らしくサイクルバックをほとんど付けず身軽で走っておられましたが、あれだと何かあった時に結構困る気がします。インゼリーやカロメ、塩分補給用のタブレットなどはそうかさばりもしませんし重量も大して気にならない程度だと思うので、サイクルバック一個くらいは付けて行動食しっかり持って走るのが良いと思います。なんせ途中で補給できる場所が少ないです。大人チャリダーですから、リスクヘッジしっかりしていきましょう。

りんりんロードのトイレ事情

最後にみんな気になるトイレ事情です。街中を走る場合と違ってアクセスしやすいコンビニがほとんどありませんので、途中でもよおしてしまったらどうしよう?って心配になりますよね。

ですが大丈夫。走ってみて分かりましたが、(きれいかどうかは別にして)りんりんロード沿いには緊急避避難的に使えそうなトイレがかなり存在します。反時計まわりに見つけた順に紹介します。まずは右岸。

霞ヶ浦総合公園

土浦から出発する場合、出発してすぐなので使い道はあまりないかもしれませんが、他の場所から一周開始した時には価値が出てきます。日帰り温泉も提供しているようです。

鹿島海軍航空隊跡あたりにある大山地区駐車場

セブンイレブン 稲敷古渡店

和田岬にある和田公園

妙岐ノ鼻(霞ヶ浦浮島湿原)トイレ

簡素ですが駐車場の一角にトイレの建物がありました。

次に左岸を北上するようにしてみていきます。

風の塔

まんまトイレ施設のようです。

道の駅たまつくり

ここはきれい。物産館こいこいの中と、駐車場側にトイレ棟の2つ。敷地が広いので探せばもっとあるかも。

大井戸湖岸公園

なんもない原っぱだけど、その中にぽつんとトイレの建物がありました。

最後に中岸です。

かすみキッチン

レストランなのでトイレだけのために立ち寄るのは気が引けますが、緊急時に存在を覚えておくと助かるかもしれませんね。

全長約130kmの中に9箇所見つかりましたので、数だけ見れば十分かなと思います。繰り返しになりますが中を全部見て回ったわけではないので、きれいかどうかは別の話。セブインイレブンと道の駅以外はあくまでも緊急避難の場所だと考えておいた方が無難かと思います。

そして緊急事態にならないよう、前日の夜の食事やお酒はおとなしいもの、控えめに。一周当日の朝は出発前にしっかり用を足しておく。そういう基本的なことに気を配っておくのが正しいトイレリスクヘッジと言えるかと思います。しっかり体を整えて、楽しい霞ヶ浦一周にしましょう。


今日も土浦に戻ってきてから昨日行ったスーパー銭湯湯楽の里へ行ってきました。一時間ほどとっぷりと浸かり、体の疲れを癒した後、昨日の日記に書いた、「側のスタバ(スターバックス コーヒー 土浦店)」で夕暮れの時間をこの記事を書きながら過ごしています。平日とは言えGW真っ最中にも関わらず店内はこの空きよう。都心横浜では考えられないですね。これぞスタバ。この心地よさにお金払っているようなもんです。

明日は朝6時には出発しようと思うので、今夜は22時までに眠りにつく予定。今夜のご飯は近場の中華料理屋で何か精がつき栄養のあるものでも食べようと思っています。いい1日でした。

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