横浜発、2泊3日で霞ヶ浦りんりんロード一周サイクリングに行ってきた。初日(横浜→土浦)

コースの概要(初日、横浜→土浦)

まずは初日、横浜駅→土浦市街のツーリング記録をご紹介します。これから似たような無駄をしてみたいと思った方のご参考までにどうぞ。

今日の天気予報はこんな感じ。出発の朝8時で15℃あり、その後昼には(場所は移動しているけど)22℃にまで上がる予報。しかも太陽が出るとなればサイクルシャツ一枚で走れそうです。

走った道はこんな感じ。横浜から土浦まで、東京ど真ん中を突っ切って一直線ですね。

コースタイムはこんなかんじ。(表は左右にスクロールできます。)

時間場所距離
S0805横浜駅西口0km
 P0830鶴見川の多摩川大橋
R0910戸越銀座あたり。東京まで11kmポスト。20.13km
S0920
 P1000東京駅丸の内口
 P1035源森橋
R1113江戸川の新葛飾橋橋。カロメ休憩。45.55km
S1120
R1144セブンイレブン馬橋弁天店。トイレ&おにぎり休憩。
S1153
 P1230柏。63.50km
R1250利根川の大利根橋69.91km
S1157
R1415土浦城跡(亀城)。97.58km
※S:出発、R:到着、P:通過。距離はCyclemeterの読み値。

朝8時に出発して、走行距離が約100kmなので、13時くらいには土浦着くかなと思っていたのですが、実際に走ってみると意外と時間がかかりました。横浜から利根川を越えて取手に着くまではひたすら街が続く道で信号が多く、ひっかかりまくって思うように平均速度が伸びなかったというのが要因かなと思います。

実際、Cyclemeterのワークアウト結果を見てみると停止時間が2時間11分もあります。コースタイムの履歴で見ると途中の休憩は33分しか取っていないので、その差、約1時間40分も信号停止させられていたのですね。都会を走るって時間かかるんですね。

走った道は横浜駅からすぐに国道1号に乗ってそのまままっすぐ東京へ。東京タワーの真下を抜けて皇居に入り、東京駅前へ。そこから今度は国道6号に入ってスカイツリーの真横を抜けたら、あとはひたすら国道6号線を北上して土浦到着。東京タワーあたりから東京駅を抜けて浅草橋あたりまではちょっと道がごちゃごちゃしますが、その他の道はほぼ車の流れに乗って走っていればコースから外れることなく土浦へ到着するので、ロードバイクサイクリング初心者にも比較的安心な道だったと思います。

途中の振り返り

では今日1日を写真で振り返ってみましょう。まずは横浜駅前の1989年に建てられた井上信道作、金色に輝く「宇宙と子どもたち」像の前で出発前の一枚。ここからスタートです。

国道1号を走っている間は東京都心に入るまでほとんど気に留めるものもなく。最初のランドマークといったらやっぱ天下の東京タワーでしょうか。この日は気持ちのいい晴天だったので東京摩天楼をバックに従え、年季の入った赤い塔身が青空に映えます。

この辺までは朝の神奈川〜東京の間でエクササイズするロードバイク乗りが多く、すれ違ったり、抜かれたり、抜き返したり、お互い無言なんですが、私的にはそういうランデブーを結構楽しんで走っています。街中は信号多いので、途中スピード出して走っても、すぐに追いついたり追いつかれたりするんですよね。交通量も多いし自転車道が整備されているわけでもないので、少し安全に配慮した走りをすると20km/h程度の速度しか出せませんし、ペダルペースも60〜70rpm程度がせいぜいです。でもいいんです。今日はエクササイズではなくてツーリング。天気もいいし、都心の道を楽しみます。

東京タワーを抜けたら次は皇居、東京駅。摩天楼作っている都心ど真ん中のガラス張りの高層ビルに囲まれながら、レトロなレンガ作りで空間の有効活用なんてこれっぽっちも気にしない東京駅の佇まい、この余裕のある空間、好きです。周辺は相変わらず外国人旅行者でごった返していました。

東京駅を越えて浅草の下町的な雰囲気が広がる地域に入っていくと、ようやく少し交通量が減って、そして道がなんとなく走りやすくなり、速度を少しだけ上げて走れるようになりました。とは言っても25km/h程度出ては信号につかまり、を繰り返すような走りですから神奈川〜東京間とそう大差はありませんが。

6号線に入ればすぐに右手にそびえ立つスカイツリーが目に入ってきます。もっと近づけばより良い撮影ポイントがあるんだとは思いますが、ツーリング途中の6号線沿いから撮るのであれば源森橋の上から撮るのがおすすめ。ここからスカイツリーを眺めると、すぐ左手には東武伊勢崎線が高架で走っているので、時間が合えばスカイツリーの真下を抜けていく銀色に輝く電車の車体を添えて、いい写真が撮れそうです。

スカイツリーを越えるともう見るものはなし。あとはひたすら土浦目指して走りましょう。人によっちゃ「千葉県入ったぜ!」とか「茨城県入ったぜ!」の写真を撮ったりして遊ぶのもありかも。

あと、これはたまたまなんですが、江戸川渡ったところで小休止して東京方面を振り返ったら、遠くにさっき抜けてきたスカイツリーが見えていました。大きな川があるとその周辺は高い建物がないから、空が抜けて遠くまで見えるんですね。「思えば遠くへ来たもんだ」的な余韻に浸れます。

でもまぁ、この後は本当になんにもなくてですね、取手を越えたら信号が減り、交通量も減って速度を出せるようになったこともあって、そのまま土浦へ直行しました。途中、牛久大仏に立ち寄るという選択肢もあったんですが、国道6号からちょっと外れますし、なんとなくパスしちゃいました。帰りの日に気持ち余裕あったら向かってみようかな。

そして土浦到着。ここには一つ立ち寄ってみたい場所がありまして。それが土浦城跡。別名亀城(きじょう)とも呼ばれる100名城の一つです。土浦に行くと決めた時に周辺に何かおもしろいところはないのか?とgoogle mapをいじっていて見つけました。土浦駅から近いですし、土浦に行かれた際は立ち寄ってみると良いと思います。二の丸、本丸の跡がそのまま公園として開放されており、櫓門だけは当時のものが現存していて趣がありました。あまりかつてを再現してしまわず、残っているものを残っている状態で保存するっていうのが好きです。復元したものはどうしても現代っぽくなるし、内部を展示場なんかにしちゃうともう味もなにもなくなっちゃいますしね。土浦城跡、家族づれなんかが散歩したり遊んだりしていて、気持ちの良い場所でしたよ。

今日のお宿

今回使った宿は「ホテルマロウド筑波」。霞ヶ浦周辺に整備されているつくば霞ケ浦りんりんロードのサイトでもサイクリストに優しい宿として登録されていますし、なによりも今回のメインであるりんりんロードからすぐそば。adagoでシングル1泊7,400円(キャンセル/変更不可)でした。

見かけは結構年季が入ったお年寄りなホテルですが、コインランドリーが2機設置されているのでサイクルシャツ、パンツ、靴下などをホテル内で洗濯、乾燥することができます。外のコインランドリー探して持っていくの、面倒なんですよね。そこで待ってるのも面倒ですし。洗濯は1回300円で洗剤は自動投入されるので自分で用意不要。乾燥は30分100円。なんて良心的な価格設定でしょうか。サイクルシャツ、パンツ、靴下、くらいしか洗わないので乾燥は30分で十分ですし、400円で済んじゃゃいます。

また、自転車は部屋まで持って行けませんがフロントで預かってくれます。風雨を避けた場所で保管頂けるのはとても嬉しいです。

ちなみに今回、到着したのが15時過ぎ。チェックインは16時からだったのですが、「お部屋は用意できていますので、特別にチェックインして頂けるようにします」と申し出て頂けました。1日のサイクリングの後、できるだけ早くお風呂に入って着替えてしまいたいと思うもの。そこを汲み取ってくれたフロント係の方に感謝。さらにシングルの予約のはずが、空いていたからなのでしょうけどツインのお部屋にしてくれていました。広さがあると単純に居心地が増して嬉しいです。さすがサイクリストに優しい宿。

それから、ホテル近場にスーパー銭湯「湯楽の里土浦店」があるというのもポイントの高いところです。日本のビジネスホテル自室のお風呂って、トイレと一体化してるし、せまいし、湯船にお湯張って浸かろうって気にはまずならないし、とにかく疲れが取れないんですよね。その点スーパー銭湯なら広い湯船にゆっくり浸かって疲れた筋肉をもみほぐしてあげることもできます。ホテルマロウドからは平坦な道を徒歩8分程度。近い。素敵です。

湯楽の里の入浴料は平日は700円、日祝日は850円、GW期間中は950円とそんなに高くないのもいいですね。しかも私が今回行った際には5周年記念ということでボディケア60分(5,900円)以上を買うと、入浴無料券2枚がもらえるキャンペーンを実施中。さらに、通常5,900円のところが4,900円でご提供ときたもんです。どうせ明日もここに来てお風呂浸かることになりますから、入浴無料券2枚というのは渡に船。初日の筋肉の疲れもほぐしたいし、2日の入浴料1,900円を差し引けば実質3,000円でマッサージ60分を受けられる計算。私のためにやってくれているキャンペーンじゃないかと錯覚しかけるほどで素敵です。

15時に銭湯に入り、16時からは半分寝落ちしながらのマッサージしてもらい、至福の時を過ごしてきました。スーパー銭湯はこういうマッサージなどが併設されているのがいいですよね。

今日は使いませんでしたが、すぐそばにはスタバ、マクドもありましたので、お風呂に浸かった後、1日の日記を書いたり、撮った写真を整理したりしたい時にはそれらへ流れるのも良さそうです。

今夜のご飯

出発前にホテル周辺で行けそうなご飯やさんをgoogle mapで検索していた時に何気なく見つけた趣ある古い定食屋さん。ここいいな、と直感で思ったところに行ってきました。それが保立食堂(ほたてしょくどう)。天ぷら屋さんです。土浦は蓮根が有名ということで、蓮根の天ぷらも出てきたと口コミに書かれていたので、これは食さねば、と。

お店の外観はまぁ味がありますね。昔ながらの店構え。こう言っては失礼ですがちょっと大きめの地震が来たら潰れちゃうんじゃないかと少し心配になるほどです。

そしてお店の中も計ったように昔ながら。子供の頃におばあちゃんに連れられて行った天や物屋さんの佇まいを思い出す、そんなお店です。本棚の漫画は一昔前のものですし、壁の柱時計は止まってるし、テーブルははげかかっているし、もう全てが素敵。今にもおばあちゃんが隣に生き返ってきそうな雰囲気です。

メニューも至ってシンプル。刺身と天ぷらのみ。ただこの日は天ぷらがもうおしまい(!!)。蓮根も今切らしちゃったということで、天丼くらいしか残っていませんでした。

お店の営業時間は18:30までという運営で、私が入ったのは17時を回っていましたからやむを得ないのかもしれません。GW中で明日はおやすみだとも言っていましたから、明日明後日に持ち越す食材の仕入れもなかったのかも。残念ですが上天丼をお願いしました。本当は上天ぷらご飯食べたかったんですけどね。

でもこれはこれで美味しかったですよ。大きなエビ2尾と、イカや野菜のかき揚げが丼いっぱいに乗っていて、それでいて天丼のつゆは控えめで脂っこくないので食べやすかったです。味噌汁は豆腐と鰤のアラかな。田舎汁っぽっくてこれもいい感じ。今日は日中カロメとインゼリーしか摂っておらず、疲れて空腹の体に油がいい感じに染み渡りました。ごちそうさまです。


これで初日はおしまい。ホテルの真向かいにあるセブンイレブンで明日の朝食におにぎり、パン、ヨーグルト、お茶を買い込んで、コインランドリー用に100円玉を何枚か作って帰りました。コインランドリーは朝10時から夜中の0時まで使えましたので、部屋でこの記事を書きながら洗濯と乾燥を済ませています。明日は朝7時くらいには走り始めようかと思っているので、22時過ぎには就寝です。おやすみなさい。

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